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脂質異常症の治療から始めよう

私は、会社の健康管理の事務を担当しています。その仕事は、衛生管理といいます。衛生管理で最も重要な作業は、社員に健康診断を受診させることです。会社の費用負担で、血液検査や心臓や胃腸の検査を行います。従業員に健康診断を受けさせることは、国が企業に義務付けています。

 

この仕事をする私は、全従業員の、健康の具合を知ることになります。誰がどんな病気を持っているのか、とか、誰がどの病院でどの治療を受けているか、とかも分かります。
ひとつの企業内の、健康情報といういち項目ではありますが、いわゆるビックデータを扱うことで、気が付いたことがあります。

 

それは、

 

脂質異常症から始まる

 

ということです。
かつては、高脂血症といわれていた病気です。いまでは、患者をびびらせて治療に専念させる目的でしょうか、「異常」という強い言葉を使って、脂質異常症と呼んでいます。
脂質異常症の人が高血圧になり、脂質異常症の人が糖尿病になり、脂質異常症の人は肥満であることが多い――こういったことが分かってきたのです。

 

そしてもうひとつの傾向も見つかりました。それは、「多くの人は、脂質異常症ぐらいでは、治療を開始しない」ということです。

 

さて、かくゆう私も、ある年の健康診断で、脂質異常症と診断されてしまいました。しかしまだ血圧と血糖値は正常です。そこで、従業員の見本になろうと、健康診断の結果表を手に持ち、自宅近くの内科を受診しました。

 

この治療が、超簡単なのです。
@内科クリニックの受け付けで健診結果を提示して、
A医師と5分だけ話し、
B血を採られ、
C処方箋が渡され、
D会計をして、
Eクリニックの隣の調剤薬局に行って、
F2種類の薬を1カ月分を買って、終わりです。

 

家でやることも、超シンプルです。2種類の薬を1錠ずつ、朝食後に飲むだけです。つまり、こういう公式が成り立ちます。

 

A:脂質異常症の段階で治療を開始する=超簡単
B:脂質異常症を無視して、高血圧も無視して、心筋梗塞になる=救急車で運ばれて、緊急手術をして、つらいリハビリを受けて、それでも後遺症が残る
C:脂質異常症を無視して、糖尿病も無視して、腎不全になる=人工透析を週3回、1回4時間受けて、毎日水分制限に耐えて、それを一生続ける

 

いかがでしょうか。「AまたはB」の選択か、「AまたはC」の選択になります。
最悪の場合、「AまたはB+C」の選択となります。

 

脂質異常症の治療に取り組みましょう。